広島と宮島を一日で 平和記念公園と海に立つ鳥居

2026年9月18日

広島は歴史を通して知られる街であり、宮島は海に立つ朱色の鳥居で知られる島です。両者は1時間もかからない距離にあるため、同じ日に組まれることがよくあります。そのぶん一日の中で表情が大きく変わります。午前は静かで重く、午後は明るく開けた時間になります。

午前 広島

平和記念公園は、1945年8月に原子爆弾が投下された地点の近くにあります。川沿いに広がる公園は、入場料なしで歩けます。一方の端にあるのが原爆ドームです。被爆後も倒れずに残った建物で、その状態のまま保存され、世界遺産になっています。反対側には、慰霊碑越しにドームが一直線に見える位置関係が設けられています。

公園内の平和記念資料館は、最も時間をかけることになる場所です。展示は率直で、その日の実物も多く残されています。見終えたあと、しばらく座って過ごす方も少なくありません。お子様連れの場合は、どこまで見るかを事前に話しておくとよいでしょう。午前の遅い時間からは混み合うため、開館と同時に入ると落ち着いて見られます。

広島 平和記念公園の川沿いに立つ原爆ドーム
広島の原爆ドーム(写真 DXR / CC BY-SA 4.0)

島へ渡る前の昼食には、広島風のお好み焼きがあります。層に重ねて麺を挟むかたちで、具を混ぜて焼く大阪のものとは異なります。市内には、お好み焼きの店が何階にもわたって集まった建物があり、空いている店を選べます。

午後 宮島

宮島は対岸からすぐの距離にあります。宮島口からフェリーに乗り、10分ほどで着きます。島に近づくとき、大鳥居は進行方向の右手に見えます。乗船したらその側に立っておくとよいでしょう。

満潮時に海の中に立つ厳島神社の朱色の大鳥居
満潮時の厳島神社の大鳥居(写真 Jakub Hałun / CC BY 4.0)

厳島神社は海へ張り出して建てられ、社殿は長い回廊でつながっています。潮が満ちると、社殿も鳥居も水面に浮かんでいるように見えます。大鳥居の高さは約16メートル。柱は地中に埋められておらず、自らの重さで立っています。数年前に大規模な修理を終え、今は全体を見られます。

渡る前に潮位を確認する

最も多いのは、干潮の時間に着いて、砂の上に立つ鳥居を見ることになる場合です。思い描いていた風景とは違いますが、干潮には干潮の良さがあります。柱の根元まで歩いて行け、鳥居の大きさを間近に感じられます。満潮と干潮の時刻は日によって変わり、あらかじめ公表されています。時間を調整できるのであれば、両方の姿を見られるだけ島に滞在してください。満潮から干潮までは6時間ほどです。

干潮時に砂の上を歩いて厳島神社の鳥居を撮影する人たち
干潮時は鳥居の根元まで歩いて行けます(写真 Jakub Hałun / CC BY-SA 4.0)

神社へ続く参道には食べ物の店が並びます。島の名物は、焼きがき、その場で焼き上げるもみじ饅頭、あなご飯です。島には奈良と同じように鹿がいますが、こちらでは餌を与えることはできません。紙袋や地図は取られてしまうため、かばんにしまってください。

砂浜を歩く鹿と、背後の海に立つ朱色の鳥居
宮島の浜辺の鹿。背後に大鳥居が見えます(写真 Panzer VI-II / CC BY-SA 4.0)

体力に余裕があれば、ロープウェイで弥山へ上がると、島々の浮かぶ瀬戸内海を見渡せます。島に泊まれば、日帰りでは見られない宮島に出会えます。最終の便で観光客が戻ったあと、島は急に静かになり、夜には鳥居に灯りがともります。

大阪や京都から向かう場合は、新幹線で広島まで来て、そこからフェリー乗り場へ移動することになります。駅で車が待っていれば、平和記念公園からフェリー乗り場までの区間が楽になります。ここは、ご自身で向かうと全員での乗り継ぎが必要になる区間です。

ご旅行に合わせたルートをご提案します

ご人数、日数、行きたい場所をお知らせください。無料でルートをご提案し、お見積りをお送りします。