東北 人の少ない北の六県 季節ごとに違う見どころ

2026年9月18日

東北は本州の北側、関東から青森までの六県を指します。面積は広く、人口は多くありません。海外からの旅行者も京都や大阪に比べればずっと少ない地域です。そのぶん、静かな自然、混み合わない古い町、そして昔のままの山あいの温泉が残っています。

東京から仙台までは新幹線で1時間半ほどです。少しだけ触れてみたいのであれば、仙台と松島湾は日帰りでも回れます。ただ、この地域らしさに触れるのであれば、3日から4日は見ておきたいところです。

季節ごとの見どころ

時期行き先
4月下旬から5月上旬弘前城の桜と、武家屋敷が残る角館のしだれ桜。東京よりおよそ一か月遅れます
夏関東より涼しく過ごせます。8月上旬には青森のねぶた祭があります
10月紅葉がほかの地域より早く、奥入瀬渓流と十和田湖が見ごろを迎えます
1月から2月蔵王の樹氷と、雪に埋もれる銀山温泉

松島湾 宮城

松の茂る小島が数百も浮かぶ湾で、日本三景のひとつに数えられています。湾内を巡る遊覧船からも、湾を囲む丘の展望地からも眺められます。岸には瑞巌寺などの古い寺があり、橋を渡って行ける島のお堂もあります。

桜の咲く丘から見た、小島の浮かぶ松島湾
桜の時期に丘の展望地から見た松島湾(写真 Makoto_Lab / CC BY 4.0)

弘前と青森

弘前城は国内でも指折りの桜の名所です。数千本の桜が城の堀を囲み、花びらが落ちると堀の水面が一面桜色になります。さらに北へ進むと青森市です。りんごとねぶた祭の街で、祭の時期に合わなくても、実物のねぶたを通年で展示している施設があります。

夜にライトアップされた弘前城の堀沿いに咲く満開の桜
夜の弘前城 堀沿いの桜(写真 掬茶 / CC BY-SA 4.0)

奥入瀬渓流と十和田湖

十和田湖から流れ出し、森の中を下っていく澄んだ渓流です。水際に遊歩道が長く続き、大小の滝をいくつも通ります。歩きたい分だけ歩き、先で車に拾ってもらうこともできます。10月の紅葉が最も美しく、同時にこの道が最も混み合う時期でもあります。

黄色や橙に色づいた森の岩の間を流れる澄んだ渓流
紅葉の時期の奥入瀬渓流(写真 lumoplank / CC0)

銀山温泉と蔵王 山形

銀山温泉は、川の両岸に木造の多層の旅館が並ぶ小さな温泉地です。雪の降る中でガス灯に灯りがともる光景が、この地を知らしめました。規模が小さいわりに訪れる方が多いため、冬季は時間帯によって入場を制限することがあります。ご計画の前に最新の決まりをご確認ください。

蔵王では、真冬に風が運ぶ雪と氷が木に付着し、樹氷と呼ばれる姿になります。ロープウェイで見に行けます。山頂は非常に冷えるため、しっかりとした装いが必要です。

雪に覆われた川沿いに並ぶ銀山温泉の木造の旅館
冬の銀山温泉の木造旅館(写真 さかおり / CC BY-SA 4.0)

東北は急がずに回るほうがよい理由

東北の見どころどうしは100キロ単位で離れており、新幹線の駅から遠い場所も少なくありません。地方の路線バスは本数が少なく、一日に数便という路線もあります。いくつもの県を一日に詰め込むと、移動だけで終わってしまいます。隣り合う二、三県に絞り、途中の温泉で一泊する組み方が向いています。この地域は、ゆっくり回るほど得るものが多くなります。

ご家族での旅行や雪の時期であれば、北国の道に慣れたドライバー付きの車を使うことで、駅から鉄道の届かない場所まで乗り換えなしで向かえます。

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