沖縄本島を三つのエリアに分けて回る

2026年9月18日

沖縄は日本の最も南にあり、本土からは距離があります。かつては独自の言葉と食と文化を持つ琉球王国でした。そのため、ほかの地域とは雰囲気が異なります。青緑色の澄んだ海があり、一年を通して暖かく、時間の流れも都市部よりゆるやかです。

沖縄本島は南北におよそ100キロあまり。三つのエリアに分けて考え、最も時間をかけたいエリアの近くに宿を取るのが、いちばんわかりやすい組み方です。

南部 那覇と首里城

那覇は中心の街で、空港もここにあります。国際通りが主な商店街で、土産物店と飲食店が並びます。近くの市場では、一階で買った魚介を二階の食堂で調理してもらえます。市内には空港と主な地区を結ぶモノレールが走っており、島で唯一の軌道交通です。

街を見下ろす丘の上の首里城は、琉球王国の王宮でした。正殿は2019年の火災で焼失し、復元が進められています。公開されている範囲は工事の進み具合によって変わるため、事前にご確認ください。それでも、門や曲線を描く石垣、城の周りの庭園は歩いて巡れます。

2013年に撮影された首里城の朱色の正殿
火災前、2013年の首里城正殿(写真 Alexander Synaptic / CC BY-SA 4.0)

中部 海とアメリカの気配

島の中部にはアメリカ軍の基地がいくつもあります。その影響から、北谷のアメリカンビレッジのような一帯が生まれました。観覧車、アメリカ風の飲食店、海沿いの夕日の眺めがあります。少し北へ上がると万座毛です。象の鼻のような形をした石灰岩の崖が海に突き出しています。この一帯の海沿いには、ビーチに面したリゾートが並びます。

海に突き出した万座毛の石灰岩の崖
万座毛(写真 そらみみ / CC BY-SA 4.0)

北部 美ら海水族館と古宇利島

本部の沖縄美ら海水族館は、多くの方が北部まで足をのばす一番の理由です。最も大きな水槽は黒潮の海を再現したもので、ジンベエザメが泳いでいます。周りは海に面した公園になっており、近くの浜まで歩けます。

大水槽を泳ぐジンベエザメと、手前に見える観覧者の影
美ら海水族館のジンベエザメ(写真 pelican / CC BY-SA 2.0)

そう遠くない場所に古宇利島があります。青緑色の海を渡る長い橋で本島とつながっており、この橋を渡る場面を目当てに訪れる方も少なくありません。島には小さな浜と海沿いの飲食店があります。那覇から北部までは道路の状況によって2時間以上かかるため、日帰りより一泊するほうが向いています。

青緑色の海を渡り古宇利島へ続く長い橋を高い位置から見た様子
古宇利大橋(写真 Takuya ASADA / CC BY 2.0)

いつ行くのがよいか

沖縄の季節はほかの地域とは異なります。航空券を取る前に知っておきたいのは、本土より早く始まる梅雨と、台風の時期です。

時期天候
3月から4月暖かく雨も少なめ。終わりごろには泳ぎ始められます
5月から6月梅雨です。雨の日は多いものの、一日中降り続くわけではありません
7月から9月海が最も美しい季節ですが、台風の時期でもあり、飛行機や船が欠航することがあります
10月から11月天気のよい日はまだ泳げます。人も少なくなります
12月から2月寒くはありませんが、風が強く、泳ぐには水温が低い時期です

台風の時期に行かれる場合は、帰りに一日余裕を持たせ、変更のできる宿をお選びください。沖縄を通過する台風では、一日から二日ほどすべてが止まることがあります。

沖縄には、那覇のモノレールを除いて鉄道がありません。三つのエリアをひと通り回るには、ほぼ車での移動になります。

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