九州をひと回り 福岡から長崎、阿蘇、温泉の町へ

2026年9月18日

九州は日本の主要四島のうち最も南にあります。ほかの島より温暖で、活動を続ける火山がいくつもあります。その火山があるからこそ、九州は温泉の島でもあります。北の福岡が島の入口にあたり、そこから港町、城、火山、温泉地へとつないでいけます。

下の道順は、実際に続けて移動できる順番に並べています。4日から5日ほどの行程です。日数が限られる場合は、行きたい区間だけを選ぶこともできます。

1 福岡

福岡は歩いて回りやすい大きな街で、空港が市街のすぐ近くにあります。夜は川沿いに並ぶ屋台で、この街の名物である豚骨ラーメンを味わえます。市街から遠くない太宰府には、学問の神を祀る天満宮があり、受験を控えた方が参拝に訪れます。参道には梅ヶ枝餅の店が並びます。

2 長崎

ほかの町に先んじて海外に開かれた港町です。丘の上のグラバー園には、当時の西洋風の建物が残っています。この町も原子爆弾の被害を受けた地であり、平和公園と資料館がその歴史を伝えています。夜は稲佐山へ上がると、湾へ向かって広がる街の夜景を見渡せます。

山から見た長崎の街と湾の夜景
稲佐山から見た長崎の夜景(写真 Konstantin Leonov / CC BY 2.0)

3 熊本と阿蘇山

熊本城は国内でも有数の規模の城です。2016年の地震で大きな被害を受けましたが、天守の修理は終わり、見学できるようになっています。石垣の一部は今も復旧が続いています。

曲線を描く石垣の上に立つ白と黒の熊本城天守
熊本城(写真 663highland / CC BY 2.5)

熊本から東へ向かうと阿蘇山です。古い火口の跡が非常に広く、その内側に町と草原が広がっています。草原を貫く道は、九州でも屈指の気持ちのよい道のひとつです。噴煙を上げる中岳の火口は、火山ガスの状況によって近づけたり近づけなかったりします。

草原の向こうに白い噴煙を上げる阿蘇山
草千里から見た阿蘇山(写真 STA3816 / CC BY-SA 3.0)

火口へ上がる前に必ず確認を 中岳の火口への立ち入りは日によって変わります。ガスの濃度が高い日や、風向きによっては終日規制されます。ぜんそくや心臓の疾患をお持ちの方は、近づかないよう求められています。規制されている日も、草千里や麓の火山博物館は通常どおり楽しめます。

4 黒川温泉

阿蘇の北の谷あいにある小さな温泉地です。どの旅館も周囲の景観に合わせた造りで、派手な看板も高い建物もありません。何軒かの露天風呂に入れる木の札を買い、浴衣のまま湯めぐりをするのがこの町の過ごし方です。

5 由布院と別府

由布院は由布岳の麓にある、のんびりとした温泉の町です。菓子店や工芸品の店が並ぶ通りを歩けます。朝には金鱗湖に霧が立つことがあります。海側へ向かうと別府です。世界でも有数の湧出量を誇る温泉地で、地獄と呼ばれる源泉の池が見どころです。鮮やかな青い池、煮え立つ泥の池、血の色をした池があります。

庭園の中で湯気を上げる別府の青い源泉の池
別府の海地獄(写真 663highland / CC BY 2.5)

時間に余裕がある場合

島の南には、岩の谷を舟で進み滝の下をくぐれる宮崎の高千穂峡があります。鹿児島では、市街の向かいの湾に桜島がそびえています。どちらも上の道順からは離れているため、2日ほど余分に見ておいてください。

車が最も役に立つのは、阿蘇から黒川温泉にかけての区間です。山の中にあり、路線バスの本数も限られます。ドライバー付きの車であれば、火口が規制された日にも、その場で予定を組み替えられます。

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